今日、大企業はもとより、中小企業、更に言えば小さな町工場や商店街、個人事業主でもホームページを持っている時代です。それでは、ホームページを使って集客し、売上をあげる為には、どんなHPを作ればよいのでしょうか?
HPは、自分でもつくれる?
最近ではWix、Jimdo、Strikinglyといった、「無料で自分で簡単に作れるホームページ」ツールというのが、たくさん出てきています。「ホームページは欲しい。でも自分でも作れそうだな。」と考えた方、自分で作ってみた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、私達「プロ」から見ると、自分で作ったのではないか、という簡易的なホームページはすぐにわかってしまう事があります。
なぜかというと、今はテンプレートもかっこいい物が多いので、見た目はスッキリと素敵に作られているものもたくさんありますが、根本的な「お客さんを集めるホームページ」、もっと言うと「売れるホームページ」になっていないからなのです。ホームページは作っただけでは、名刺の代わりにはなるかもしれませんが、「集客」面では何の効力もありません。
どうすれば、あなたのホームページはお客さんとなる人に見つけてもらえるのか?
ホームページは、
- どれだけ多くの人に見てもらえるか
- どれだけ長く内容を読み進めてもらえるか
という2点が重要になってきます。
なぜかというと、どれだけ「いい情報」「いい製品」を載せても、人の目に触れなければ、その情報は「無いものと同じ」になってしまうからです。まずは、たくさんの方に見てもらい、自社のホームページを読み進めてもらえれば、お客様に価値を感じてもらう事ができるでしょう。「そんな事わかってるよ!」と、その事を「知識」としてはわかっている方は多いですが、「実感」としてわかっている方が少ないように思います。
例えば、
①ホームページは自社の魅力、強みの出せる情報を発信していますか?
②自分がお客さんの立場にたって、「自分がこの製品を欲しかったら、どんな風に検索するか?」を考え、そしてその単語をホームページに使っていますか?
③お客様が興味を持った時、すぐに次のアクションを起こせるように、ホームページの構成を考えていますか?
といった点を気にしていくとよいかと思います。
上記の項目ごとに、詳しく解説していきましょう。
①ホームページは自社の魅力、強味の出せる情報を発信していますか?
ホームページは、1日に何度も更新する必要はありません。しかし、「作って終わり」でもダメなのです。
ホームページとは、
あなたの会社の、
- 「サービス」や「商品」の
- 「魅力」や「価値」や「優れたポイント」を、
あなたの代わりに、
- 「キチンと」「正確に」
- 「わかりやすく」説明して、
- 「購入しやすく」
してくれる、いわばあなたの会社の「優秀な営業マン」であり、「強い味方」なのです。
その為にも、ホームページは作った後もどんどん活用して頂きたいと思います。
せっかくアクセスしても、ブログが半年前で止まってる、商品ページを開くと「申し訳ありません。ただいま更新中です。」と出てしまう。こういった中途半端なホームページは、あなたが思っている以上にお客さんはがっかりしています。
ホームページの修正は、日々していく事もできますので、まずはしっかりと自社と自社の製品の魅力を伝えていけるホームページのベースを作り、自社の強みの出せるジャンルでのブログを綴っていく事が効果的だと思います。
②自分がお客さんの立場にたって、「自分がこの製品を欲しかったら、どんな風に検索するか?」を考え、そしてその単語をホームページに使っていますか?
自分が、本当にこの商品が欲しいとき、必要なときは、どんな検索ワードで検索をしますか?どんな情報を注意深く読むでしょうか?
例えば、自分が習い事をしたいならば、「バレエ(業種)+渋谷(地名)」などで検索をしますよね。では、その単語はホームページの中に何度も出てきていますか?自分ならば、何を基準にしてたくさんのバレエ教室から行きたい教室を選びますか?最寄りの駅から近いこと?先生が美しく素晴らしい経歴を持っていること?月々の月謝かもしれませんし、開催している曜日かもしれません。
自分が何かを欲しいときは、とことん調べると思います。
ホームページを作る、更新するときも、その視点をもって臨んでみて下さい。
③お客様が興味を持った時、すぐに次のアクションを起こせるように、ホームページの構成を考えていますか?
- この商品がいいな、と思ったけれど、「購入」ボタンがない。
- やってみたいけれど、申込はどこからしたらいいの?
残念ながら、そんなホームページも多数存在します。ホームページは、どれだけユーザーが快適ににサイトの中を進んでいけるか、でコンバージョン率(成約率)が断然アップします。
ユーザーが次の段階にすすみたい(購入したい、申込をしたいとなったとき)と思った時に即座に対応できるように構築していくのが、「売れるホームページ」の基本です。
気になった商品があっても、詳細がよくわからなかったり、購入ができなかったりすれば、2度とそのホームページは閲覧される事はないでしょう。なぜなら、他にも情報の似ている魅力的なサイトがいくらでもあるからです。興味を持ってもらったお客さんには、スムーズにアクションを起こせるようなホームページにしていく事が大切です。
検索で見つけてもらいやすくする工夫とは?
新しい商品やサービスができれば、その「お知らせ」を、日々の情報発信を「ブログ」で綴り、「会社の想い」や「社長の想い」を会社の紹介ページで綴って、ホームページを生きた、動きのあるモノにしていって下さい!活気のある、賑やかな場所に人は集まります。ホームページも同じです。「作る」だけではなく、「育てる」というマインドが必要です。
今日から始めても、すぐに結果の出るものはありません。しかし、今日から始めなければいつまでたっても変われません!
まずは、ご自分のホームページのブログを毎日更新してみて下さい。
そして、自分が調べる時に使うであろう検索ワードや、それに関連するワードを使い、お客さんの検索で見つけてもらえるようになることが、「売れるホームページ制作」への近道です。
「ホームページの効果的な運用の仕方」については、また次の機会にお話ししたいと思います。